ボディカバー使用上の注意

⚠ 危険

  • マフラーやエンジン、またそれら周辺が熱い時にカバーを掛けるとカバーのその部分が溶け出すことがあり危険です(最悪の場合は火災の原因にもなります)ので、冷めてからの装着をお願い致します。
  • 火気を近づけないでください。火が移った場合には拡がって生地が溶け出していく危険性があります。
  • カバーを装着したまま車を発進させることや、ミラー等の可動するパーツを動作させることはお止めください。思わぬ事態に発展する危険性があります。カバーした車は停止していても、トレーラーなどに搭載し走行することは、カバーが車体から外れた際、後続車へ掛かったりして大変、危険です。

⚠ 警告

  • 予期せぬ事故や怪我につながる恐れがありますので、ボディカバーは車体への保護以外には利用せず、保管・管理には充分にご注意ください。
  • ボディカバーは絶対に傷が付かないことを保証するアイテムではありません。素材は織物で多少の凹凸があり、縫製や切れ端が覗く箇所もありますので、擦れにより長期的・結果的に傷の付くことがあります。風の吹きつける場所での使用は特にご注意、ご留意ください。

⚠ 注意

  • 台風や嵐などの強風の日は、基本的にボディカバーの使用はお避けください。留め具が風に耐え切れなかったり緩んだ場合、カバーがめくれ上がる等してバタつきが生じ、ボディへの擦れ、衝突を招いて傷の原因となり得ます。そのカバーによるデメリットよりも、強風によって飛んでくる木の枝や障害物等から守るためにあえて台風や強風時に装着されたいと望むお客さまへは、あくまで自己責任のもと、充分なご注意、ご配慮のうえボディカバーの使用をお願い致します。
  • ボディカバー本体に防水スプレー等を吹き付けないでください。カバーの加工塗料と化学変化を起こして溶け出し、ボディにシミ等の付く場合があります。
  • ボディカバーの掛けっ放しはお避けください。特に古い年式のお車ほど経時変化によりボディ表面がヒビ割れし水分が浸入しやすい状態になっています。雨上がりや真夏に掛けたまま放置されますとシミのような模様が発生することがありますので、カバー内の空気を時々入れ替えてください。仲林工業では、少なくとも1週間~10日に一度は着脱による換気を推奨しております。また、濡れた後はボディカバーを取り外し乾燥させてからご使用ください。
  • 15年以上経過するお車は、塗装面の傷みによりカバーをかけることによって目に見えない傷やひび割れに湿気が浸透して、色むらやシミの原因になる可能性があります(もっとも、絶対ではないうえ、カバー装着による利点も多いことから、注文されるお客さまの半数近くは15年以上前のお車に利用されています)。
  • コーティングや再塗装の乾燥が不充分である場合、塗装内に溶剤が含まれたままであることが多々あり、カバーを掛けることによって塗装面を害しますので、コーティング(ガラスコーティングをはじめとしたいかなるコーティングも含みます)、再塗装後6ヶ月以内はボディカバーの装着はお止めください。詳しくはこちら
  • ワックスを掛けたまま使用すると残留剤によって化学変化を起こすことがありますので、ワックスは完全に拭き取ってからご使用ください。
  • カバーは防水加工してありますが完全防水ではありません。完全防水ですと、カバーの内側と外側との温度差によって塗装の光沢を無くす等の恐れがありますのであえて通気性を保っています。
  • 縫製やミシン目(特にそれらの集中するミラー袋等)から雨水が浸入することがありますが、不良品ではありません。
  • 土や砂が、カバー内部に付着した状態でカバーを使用するとボディに傷の付く場合があります。必ず取り除いてから使用してください。
  • 駐車中、車内の温度を下げるためにファンで送風を行うお車の場合、カバー装着によって吸気口が塞がれ、ファン等に悪影響の出る可能性がありますので、使用の際にはご注意ください。
  • 電気自動車や充電を必要とするお車の場合、安全面を第一優先し、カバー装着時に充電できないよう充電口は設けておりません。充電しながらの無理なカバー装着は、カバー内に電気が滞留したり等、思わぬ事故を招きかねませんのでお避けください。
  • 適合外商品を使用すると、ズレなどにより傷の付く場合があります。必ず適合商品をご使用ください。
  • カバーの二重掛けはお避けください。湿気がこもり、ボディや塗装面に悪影響を及ぼす危険性があります。

コーティング、再塗装した車へは半年間カバーを使用してはいけないことについて

(ちなみに、ここで言うコーティングや再塗装は、お店にて別途行われたもの、車屋さまで施行されたもの、またお客さまご自身で外装に何らかのコーティングを行ったものを指します。コーティングに関して何も申し付けられていない新車はすぐにそのままカバー装着していただいてOKです)

悪影響とは具体的に、ボディに塗られた塗料(表面や、幾層にもなっているならその奥の塗料)が乾ききっていないことにより、カバー生地の内側と接触することや、カバーを掛けることによる微妙な蒸れや湿気で傷が付きやすくなったり、化学反応もしくはそれに近い状態を引き起こし、結果的に塗装が禿げたようになったり、色ムラや白濁、気泡のようなものが出てしまった、というものが挙げられます。

速乾性が謳われるガラスコーティングに関しましても、見た目として擦り傷のようなものが発生したという報告を受けています。
「このようなコーティング(塗装)を行ってからまだ2ヶ月なのですが……」というふうにご相談をいただくことがあるのですが、恐縮ながら、仲林工業ではその時、塗装業者さまで行われた環境(湿度)や塗装の材料、材質について明確な把握ができません。そのため、何とも申し上げることができません。
「塗装業者に聞いたところ、『大丈夫』『問題ない』と返答されたので、大丈夫と思います」と申されるお客さまもいらっしゃるのですが、その「大丈夫」という業者さまの言葉を信じ、塗装後すぐにカバーを掛けて、実際に悪影響が出てしまったお客さまもおられます。業者さまの安易なご返答でないと思いますが、ボディカバーによる微妙な湿気が、コーティング(塗装)の奥の、完璧に乾ききっていない部分にまで影響を及ぼす可能性があるところまで、ご想像されないのでは、と思います。

また、部分的なコーティング(塗装)にも、これは該当致します。フロントガラスのコーティングでさえ、すぐにボディカバーを掛けたことにより白濁が出来てしまった、という報告もあります(幸いにも、拭けば取れたようです)。

これら悪影響は、初期に発見すれば、塗装表面を軽くコンパウンドのように拭くことで取れる場合もありますが、業者さまにお願いしなければきれいにならない状況に至る場合もあります。

以上のようなことがありますので、仲林工業では、コーティング(塗装)をしてから、半年間はカバーのご使用をご遠慮いただいております。
実際に悪影響が出る確率は低いのですが、万が一、出てしまえば確率は関係ありません。
また、コーティング(塗装)してから半年以内にカバーを使用されて悪影響が出たとしても、仲林工業で規定している以上、補償の対象外となってしまいます。 その点も含めて、ご検討のほどをよろしくお願い致します。

──半年間は長すぎないですか?

充分、安全な状態になるまでの期間を見越しています。過去、5ヶ月近く経過して、カバーを掛けられ、悪影響が出てしまったお客さまがおられます。半年以上経過されたお車に悪影響が発生したことはないため、期間として「半年間」と定めさせていただいております。

──コーティングをしたばかりですが、どうしてもカバーをしなければならない状況です。何か方法はありませんか?

悪影響は、短期間で一気に発生することは少ないです。悪影響の発生したお客さまのほとんどが、コーティング(塗装)後、すぐにカバーを掛けて放置されておりました(何ヶ月ぶりかにカバーをめくってみたら悪影響が発生していた、という状況です)。
ですので、どうしてもカバーを装着する必要がありましたら、使用当初は頻繁に(毎日、あるいは半日おきに)カバーをめくってボディ表面をよく確認してください。うっすらと白みがかかりはじめていたり、傷のようなものが新たに付きだしたり、何か良くない現象が出始めておりましたら、カバーの使用はそこで中断してください。
微量の水分が入っただけでしたら、その後、カバーを掛けずに乾燥させることで元に戻る場合もあります。また、表面の異常は、コンパウンドのようなもので優しく磨くことによって取れる場合もあります。
このように、悪影響の発生がないか、よくご観察のうえ、ご使用ください。
2ヶ月経過して何も問題が発生しなければ、その後、通常使用で悪影響が発生する確率は非常に少ないです。

ただし、仲林工業ではあくまで半年間の使用はやめていただくよう謳っておりますので、半年内に悪影響が発生しましても、補償の対象外となってしまいます。あくまでお客さまの判断・自己責任の下、ご使用いただく形となりますので、あらかじめご了承のほどお願い致します。

──コーティングの種類が○○なのですが、やはり半年待たなければいけませんか? 乾くのはいつ頃でしょうか?

誠に申し訳ございません、コーティングの名称、銘柄、種類を申されましても、仲林工業ではそれがいつ頃、完全に乾ききるのか申し上げることができません。施工時の環境(湿度)やお車の保管環境、天候(雨がつづいたり)にも左右されます。
あくまで仲林工業では半年間はカバーの装着をご遠慮ください、というご返答となってしまいます。

コーティングに関しましては、いくらご相談いただいても、上記と同じ内容のご返答となってしまいます。あらかじめご了承のほどよろしくお願い致します。