膨らみ防止の通気筒

「膨らみ防止の通気筒」を装備した場合、ボディカバーのルーフサイド部分に写真のような加工が施されます。名の通り「ダクト」の要素を持っており、穴が設けられた上から軽く「M」の字のように「笠」となる生地が備えられています。
主な役目に、カバーのすそ下部から入り込んだ風を抜かしカバーのはためきを軽減させることや、雨の降った後(特に夏場、いきなり降って止んだ後など)の、地面から立ち昇る湿気を逃すこと等があります。
またカバー装着時に風をはらんだ際、気球のように膨らんでしまいがちなのですが、この筒から空気が抜けることによってカバーがボディに着地しやすくなり、掛けやすさとしてもひと役買うオプションです。

──穴があるということは、ここから雨や埃が入るのでは?

それを避けるために「笠」が用意されています。基本的に、突風や地面から巻き上がるような風でない限り、ここから雨や埃が入り込むことはありません。
たまに黄砂や花粉の舞う時期など、ボディカバーを外した際に、この穴と接するボディ部分が汚れていて、穴から入ったのではと感じがちなのですが、これは風の通り道になっている以上、「通気筒」から抜ける際に気の流れの中にあった黄砂や花粉が付着しただけで、「通気筒」がなければカバー内部に全体的に散っていたものになります。
リピーターさまも、ほとんどが引き続き装備される機能です。

この膨らみ防止の通気筒は、使用上、特に気にすることはありません(そのままカバーをお使いください)。


ワゴンタイプは車体ボリュームがありルーフが長いため、装備するなら「2対4個」が好ましいです。

車高の低いセダンやクーペタイプでしたら、1対2個でも充分、効果は見込めます。