破れた時、解れてきた時の応急処置

事故や使用上の不注意、老朽化等により、カバーの一部が破れた、裂けた、糸が解れてしまった場合。

(基本的に、カバーの補修は弊社で行う「縫製」によるものが好ましく、推奨するものでもあります。ただし、補修が可能な状態に限ります。詳しくはこちらをご参照ください。
ここでの応急処置は、あくまでお客さまの判断、自己責任の元、ご対処くださいますようお願い致します)

[用意するもの]
小さな傷や狭い範囲の裂け、破れであれば、ヨットの屋外用補修テープが役立ちます。
ホームセンターやAmazon等の通販でも購入することが可能です。
ただし、陽射しによる熱を帯びたとしても、糊が溶け出さないものが条件です。ホームセンターであれば、スタッフさまにご相談されるのも良いかと思います。
(仲林工業からは、どのメーカーさまのどのテープが良いのか等、お知らせすることはできません。
そのテープの糊がどのような素材で、どれくらいの陽射しや温度等の環境によってどう変化するのか、確認、保証のしようがないためです。
仲林工業が可能な対処は、あくまで弊社で行う「縫製」によるものです)

[使い方]
カバーの外側から、破れが広がらないように傷や裂け目を覆う程度が好ましいです。
あまり必要以上に貼ると、生地自体がごわごわし、接着面も多くなって、予想外の悪影響が出てしまうリスクが高まります。最悪の場合、糊が溶け出し、染み込んでボディとくっついてしまえば、厄介です。

施工後は、問題が起きていないか、テープを貼った部分やそれが触れるボディ面をよく確認されますようお願い致します。

糸での縫製を試される方は、「ポリエステルスパンミシン糸」を推奨します。実際に仲林工業が使用している糸です。綿の糸では、耐久性が期待できません。

ホチキス等の金物や、破片が「針」に至る可能性のある素材で補修されたカバーにつきましては、その後、弊社にて修理することが不可となりますので、ご注意ください。